ロングトーン
ロングトーンは、管楽器の音色作りのための基礎練習。一つの音を長く伸ばして吹き続ける続ける練習です。初心者から上級者まで幅広い奏者が取り入れており、音色、音量強弱、チューニング、アンブシュア、呼吸法などの奏法コントロールの強化、演奏に必要な耐久力、演奏中の集中力を高めることなどを目的に練習します。
サックスの基本奏法の一つは、ロングトーンを持続させながらスラーでフィンガリングを切り替えながら演奏します。円錐形管体の長さや太さなどの影響を受けるため、一定に息を吹き込むだけでは各音の音色やチューニングなどが不揃いになります。
サックス全音域の全ての音をロングトーンして、各音の音色や吹奏感の違いや欠点を知ることが大切です。音色のコントロールを習得するためには、複雑な動きをする楽曲上で練習する前に、単音ロングトーンで練習する方が奏法コントロールに集中することができます。
レッスンテキスト「SAX LESSON 1」巻末のフィンガーチャートを準備してください。楽器をセッティングして軽く音出しをした後に一緒にロングトーンをします。
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