Reed Vitalizer 72%
ダダリオ・リードヴァイタライザーは、専用リードケースの中に入れて湿度のコントロールをします。
冬の湿度が低い時期は、リードの内部の乾燥スピードが速すぎると素材の状態が一気に悪化します。前日まで調子が良かったリードを唾液で湿らせると、先端部分がウネウネに変形して元に戻るのに時間がかかります。そのまま吹ける時もありますが、質感が急変してしまうことがあります。マウスピースキャップでリードが乾燥しないように気をつけるのですが、暖房の温風にも気をつけないといけません。レッスンで演奏しているときは良いのですが、会話が弾んでしまう時に乾燥させてしまうことがあります。
梅雨の時期で湿度90%以上になると、水分が多すぎてリードの振動が重く感じます。夏は湿度高めですが、気温が高い部屋に放置してしまうとリード内部の水分が蒸発してしまいます。涼しい場所に保管します。冷蔵庫や冷凍庫を試してみたことがあるのですが、悪くないです。(長続きしませんでした…)
色々と試した中では、ダダリオのリードケース+リードヴァイタライザーで乾燥スピードを遅くする保管方法はありだと思います。但し、ヴァイタライザーの寿命は1〜2ヶ月ぐらいで、カチカチに固くなったら効果はありません。ヴァイタライザーを使用しない場合には、普通のリードケースと同じです。
リードケース
普段は、バンドレンの4枚入りのリードケースが気に入って使っています。既に販売中止で代用品が見つかりません。布張りのリードケースは、洗えないので使わないようにしています。未使用のリードを並べておくだけならば使えると思いますが、リードの乾燥スピードが早すぎるのと、唾液で湿らせたリードを布に触れさせておくのは衛生的に気になってしまいます。
リードの管理方法に正解はありませんので、色々と試してお気に入りの方法を探して下さい。