SATOSHI OZAWA

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サックス・マウスピース各部名称を覚えよう

2019-06-10

サックスマウスピース、オープニングとフェイシング

サックス初心者が最初に購入するマウスピースは、癖が少ない標準的なマウスピースを選びます。できるだけ多くの製品を試すことや憧れの奏者が使用しているマウスピースを研究することは大切なことですが、サックスの演奏に慣れて方向性が決まるまでは極端に偏った設計のマウスピースで練習しない方が上達が早いです。

ティップ・オープニング (Tip Opening)

「ティップ・オープニング」は、マウスピース先端とリード先端部分の開きのサイズことで「オープニング」や「開き」と呼ばれています。「オープニング」が広いと音量が大きく出せますが、コントロールが難しくなります。「オープニング」が狭いとチューニングが安定しやすく楽に吹けます。僅か0.1mmの差でも吹奏感が劇的に変わります。アルト・サックスをファットリップ奏法で演奏する場合、マウスピースのティップ・オープニング値は1.70〜1.90mmぐらいのものを標準的と考えます。サックス初心者の場合には、「オープニング」が狭いマウスピースを選んで下さい。

フェイシング(Facing)

マウスピース先端部分からカーブの出発点までのサイドレールの形のことを「フェイシング」と呼びます。リードが振動する部分のフェイシングの長さで吹奏感が変わります。フェイシングの長さは、数値またはショート、ミディアム、ロングで表記されています。短いフェイシングは楽に吹けますが音量の変化の幅が小さくなり表現が付けにくくなります。低音域が途切れやすくなります。フェイシングが長くなるほど音量が増えて表現しやすくなりますが、抵抗感が強く吹くのが苦しくなります。クラシックサックスの場合には長めのフェイシングを好みますが、ファットリップ奏法ではミディアムフェイシングで合わせます。数値では、22〜23mmぐらいのフェイシング値を標準的と考えます。

サックス・マウスピース各部名称1

チェンバー(Chamber)

リードの振動で生み出された音が最初に共鳴する空洞部分。マウスピース内部のチェンバー容積が大きくなるほど、息がたくさん入ります。音色は太く暗くなります。容積が小さいと少ない息で吹けます。音色は明るく細く軽くなります。チェンバーサイズは、スモール、ミディアム、ミディアムラージ、ラージと表記されます。標準的なチェンバーサイズは、ミディアムです。

バッフル(Buffle)

バッフルが低い(ローバッフル)とチェンバー容積が広がり音色は暗くなります。バッフルが高くなる(ハイバッフル)とチェンバー容積が狭くなり音色が明るくなります。

 

サックス・マウスピース各部名称2

チェンバー形状

チェンバー、スロート部分の形状は、ラウンド型または馬蹄型(ばていがた)が標準的です。メイヤーはラウンド型、セルマーは馬蹄型。ラウンド型は素直に音が広がり、馬蹄型は音が中心にまとまりそうな感じがしますが、ネックコルクに差し込むと少し変わります。ラウンド型はネックに息がぶつかり抵抗が出ます。馬蹄型はネックコルクとの繋がりがスムーズ。丸と四角では音の共鳴が変わりますので音色が変わります。マウスピース各部名称・チェンバー形状

バッフル形状

ストレート型は自然で癖が少ない音。ロールオーバー型は音の立ち上がりが速くシャープな音。ステップ型やパレット型はマウスピース内部入り口を狭くしてエアースピードを上げることで楽に吹くことができますが、奏法で音色をコントロールするというよりマウスピースが音色の方向性を決めてしまいます。サックス初心者は、ストレート型またはロールオーバー型を選択して下さい。マウスピース各部名称・バッフル形

当教室はサックス専門教室です。現在のマウスピースやリード、レッスン進行状況などを総合的に判断して最適なセッティングをアドバイスします。より詳細にマウスピース構造を説明しながら、様々な形状のマウスピースをレッスンで試奏していただくことが可能です。お気軽にご相談下さい。