
Vandoren V21 Alto Sax
「どんなジャンルにも、どんなマウスピースにも対応」
夢のようなキャッチコピーが素敵なリード「Vandoren V21」以前から何回かテストしているのですが、今のところベストなセッティングには出会えていません。
50種類ぐらいのマウスピースにV21の2番〜4番を各数箱ずつ組み合わせて試していますが、僕の吹き方でV21を攻略するのは難しそうです。

このリードのカッティングには特徴があって、ヒール部分が徐々に細くなっています。(写真↓)
V21は、銀色のV12のカッティングに似ていて、リードの中心ハート部分がとても厚くて先端に向けて急勾配で薄く削ってあります。(V12のアンファイルド版的な感じ?)このカッティング効果で音色がどう変化するのかは、まだ実感できていないです…

Vandoren JAVAのカッティングは、一般的にジャズ向きに分類されてます。V21はどんなジャンルでもOKというよりも、かなり癖が強い印象。JAVAとは正反対で、どちらかといえばクラシック向きリードに近いカッティングです。
オープニングの広いマウスピースに2番を合わせてルーズに吹くよりは、オープニングが狭いマウスピースと硬めのリードが合わせやすいです。
V21を試している受講生さん達の音は、苦しそうでコントロールが大変そうな音に聞こえています。0.5番柔らかい強度番号に変えるか、オープニングが一段狭いマウスピースに変えると楽に吹けます。
リード番号に標準はない!
3番のリードが正義ではありません。リードのカッティングや使用しているマウスピース、リガチャーなどの組み合わせで吹きやすいリード番号は変わるものです。
吹きにくいセッティングを試してみることで、吹きやすいリードのことが理解できるようになります。色々な組み合わせを実験してみることが大事。

新しいリードやマウスピースを試してみた方は、感想など教えて下さいね。